わたしの夏休み 開腹手術メモ

子宮筋腫と卵巣嚢腫の手術のこと。

2ヶ月、一区切り

あと数日で、手術から2ヶ月となります。

1ヶ月の時も、着実に回復してる感をじんわり感じましたが、今考えると、まだあとちょっとという所だったような。

 

そこからまた一月経った現在、よ~しっ!ここまで来たぞぉ~!ってな感じです。

山の頂上からふもとの景色を眺めてる感じ。何やら大袈裟ですけども。

 

うーん、そう書くと、術後、登山のようなすごい試練があるみたいになっちゃうか。ちょっと、違うな。

試練はなかったです、私はなかった。

出血もありませんでしたし。

更年期的な事も、これかな?くらい。無いとは言いませんけど、今のところそう。

 

ただ、毎日ひたすら歩いてたので、そんな気がするのかもしれません。

これに関しては、我ながらよくやったもんだなと思う。お陰で仕事を始めた今、体力の衰えを感じる事はありません。

 

これは長くお休みを貰えた環境に感謝しなくてはいけませんけれど。

早めに復帰していたら、勿論ここまで戻っていないはずだから疲れて、立ちっぱなしや動きっぱなしは無理だったと思うので。

 

 

そうですね、そうだな

 

地道に毎日一段ずつ階段を登って来たような。あ、そっちだな。階段だ。

 

先日、診察があり病院へ行って来ました。

日常生活、何をしても大丈夫だそう。

お風呂に、自転車。

体を捻ったりするのも、もう大丈夫と。

 

仕事(おっきく分けて、踊りをしています。)も恐る恐るやらなくていいんだな。

 

執刀医の先生のその一言で、大きな扉が開いて、さぁーっと風が吹いた気がしました。

 

帰りは、秋冬物が並ぶお店を見て回り、試着したりが楽しくて、わくわくしました。

次の季節が来る予感に。

 

 


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でもって、スタバで栗の入ったパウンドケーキを。
(栗、好きです。)

 

そうそう、何か気になる事があった時の為に来月も、外来の予約を入れましたが、何もなければキャンセルしてもよいとの事で

 

1つの区切り。

半年お世話になった先生に、ご挨拶の時でした。

 

実は、外来で、素っ気なく、わりとハッキリした言い方をされる担当の先生に、最初の内は複雑な思いでした。

ただ、素人丸出しの細々した質問に、嫌な顔をされず、答えて(淡々とですが。)下さる所に好感を持てたので、お任せしようと思えまして。

 

「こういう事(手術)は日にちを決めてしまうといいですよ。いつにします?お仕事などあるでしょうから...。いつでもいいですよ。あ、この辺りは自分が休みに入ってしまうんで、そうですねぇ...。」

 

手術をしなくちゃいけないのは分かった、でもどっかで踏ん切りがつかない、いや、ついてる、いや、わからない...

 

そんな私の目の前に、あの時、道が作られた気がしました。3ヶ月先の手術に向けて、そこがスタートラインになりました。

何事も迷いに迷うタイプの私には、ありがたかった。

 

手術の説明を主人と聞いた前日の夜

先生の饒舌さに驚いたのは私だけでした。

主人は初めて先生とお会いしたので「面白い先生だね」と私に言いましたから。

 

手術の前も、心配しなくて大丈夫ですよ、と緊張をとるような話題をふって下さったし

 

入院中も、病室に様子を見にいらして、西日が強いですねぇと、照れたみたいに、ぼそぼそ言って、カーテンを閉めて下さったり

 

あれれ?もしかして優しい先生だったの?

なぁんて思ったのでした。

 

外来で淡々とお仕事されてるのは、先生なりのやり方なのかな、と。

 

 

で、今回の外来での診察はすぐ終わったので

ちょっとだけ、病気以外のお話をさせて貰いました。

私の仕事関係の事で、ま、ちょっとは手術に関連もしてるような事なんですけども

 

お世話になりました、と診察室を出る時、先生と看護師さんがにこやかに話されている様子があり、嬉しくなりました。

 

思いきって話しかけてよかった。

 

病気以外の事も先生と話せるようになって良かった。これも先生のお陰なのだけど。

いい先生に出会えたのだな、そう思ったのでした。